梅干し作り完結編 梅酢の活用法
2回に渡り梅干しのご紹介をいたしました。
容器の準備から塩漬けまではこちら👇
happygoluckychang.hatenablog.com
塩漬けから赤紫蘇を入れるまではこちら👇
happygoluckychang.hatenablog.com
梅干し作りにチャレンジしてみようとお考えの方の参考になれば幸いです。
今回は完結編梅酢の活用法です。
その前に、我が家の梅干しの分量をお伝えしておきます。
塩分が15%ありますので毎年カビの心配はありませんが、しょっぱい昔ながらの梅干しです。
5.4ℓの容器に梅干しを漬ける場合
- 完熟梅 3㎏
- 塩 400g(15%)
- ホワイトリカー 120cc
- 赤紫蘇 3束(約450g)
- 塩 大さじ3~4
長らくこの分量で作っていますが、塩分15%が母にはしょっぱいらしく、今年は少し塩分量を下げる予定です。カビが発生しやすくなるのでどの程度まで下げようか悩み中です。
では本題梅酢に入りましょう。
梅酢は梅干しを作る過程で出来るありがたい副産物です。梅を3㎏漬けてコップ1~2杯ほどできるぐらいでしょうか。瓶に入れ冷蔵庫の邪魔にならない奥の方に保管しています。
- 梅を塩漬けした時にできる・・・白梅酢
- 赤紫蘇を入れてできる・・・赤梅酢
があります。
白梅酢は色を付けたくない料理の隠し味に、赤梅酢は色を付けたいピクルス等に使っています。梅を漬け始めた頃は梅酢が出来ても使い勝手が分からず、しばらく保管後捨てていましたので、今考えると勿体ないことをしたと反省します。
そういった経験を踏まえ今は料理などにも使っていますので参考になればと思います。
魚を煮る
梅酢の使い道としてはいわしのような青魚を煮る事が一番多いです。
例えば・・・いわしの梅酢煮
いわしの梅煮がありますが、梅干しの代わりに梅酢で煮ます。
材料はいわしに梅酢、醤油、生姜、水です。
梅酢で煮ることで青魚の独特の臭みが消え、魚の油も気にならずさっぱりして消化を助けてくれます。
今のような梅雨のジメジメした季節にはこういうさっぱり煮魚が美味しく感じます。
漬物を作る
沢庵を自宅で作る際に使っています。大根が美味しい冬の季節にお伝えしたかったのですが、まだ我が家では作っていますので大根が手に入ったら作ってみてください。
大根1本(780g)
砂糖60g、梅酢20g、酢20g、みりん20g、塩10g、塩こうじ大さじ1
漬けた直ぐの状態 漬けてから10日後
作り方は
- 大根を大小色々な大きさに切ります。
- 材料全てをジプロックに入れ、放置します。
1週間経った頃には小さい大根から食べられるようになります。
大根の大きさを変えて漬けることによって、時間差で美味しく頂けます。
今までは漬かりきるまで常温に置いていましたが、ここ最近のジメジメお天気で冷蔵庫にしまいました。冷蔵庫に入れた場合は少し時間がかかります。
甘めの沢庵が良い方はこちらのレシピもどうぞ。
大根1本
砂糖150g、酢35g、みりん35g、塩20g、梅酢10g、塩こうじ大さじ1
大根を取り出した後は汁を捨てないで~
醤油大さじ2~3足して角煮を作ってください。砂糖もみりんも大根・梅のエキスもそして塩こうじも入っています。美味しい角煮ができますよ。
お魚のあら炊きにも使えますね。
捨てないで、使ってあげてください。
酢の物に
例えば・・・春雨の梅酢和えサラダ
春雨の酢の物を梅酢で作ると考えていただければ想像しやすいと思います。
梅酢は酢ではありませんので、入れすぎに注意です。小匙1杯入れ微調整されてみてください。15%の塩分なのでたくさん入れてしまうとしょっぱ過ぎて食べられません。
ご飯を炊く
梅酢を入れて炊いたご飯はお弁当に最適です。梅干しを入れるとお弁当が傷まないと言いますが、梅干しはごはん全体に混ぜてあげた方がより効果的です。梅酢は炊く時に入れるので朝の梅干しを混ぜる手間が省けて少しだけ時短になります。梅干し同様梅酢を使うと良いですよ。
おにぎりの手水に
おにぎりを作る時に水と塩を使いますが、代わりに梅酢を手に取って作ります。
梅酢の注目すべき点は殺菌力です。
梅干しや梅エキスにも殺菌作用はありますが梅酢の方が殺菌力が強いらしいです。食中毒や下痢に効果があるそうです。腹痛の時には梅エキスを服用している私としては、梅酢を飲んでみようと思うのですが、その機会もあまりなく梅エキスで事足りているので、未だ検証に至っていません。
しかし、料理以外の使い方としては
- 5~6倍に薄めてうがい薬として使う
- 咳や吐き気が続く時は2~3倍に薄めて飲む
- 3~4倍に薄め、スプレー容器に入れ、のどや手の殺菌に使う
等があります。
- その他、スポーツドリンクとして
梅酢、梅シロップ、炭酸水で自家製スポーツドリンクができます。
最後に
今回4回に渡り梅について書いてまいりました。梅が出回るまでもうしばらくありますが、どうしてもその前に書き終えたかったのです。なぜなら、この記事を読んで一人でも多く方に梅の何かしら、梅シロップでもいい、梅酒でもいい、梅干しでもいい何かを作って欲しいからです。梅シロップを作ると同じ作り方で色々なシロップが作れるようになります。梅シロップはお子様と一緒に作れますし、しかも一緒に飲めるのが嬉しいですよね。できる過程を記録に残して夏休みの自由研究にしたりも出来ます。買って味わえる手軽さもいいですが、自身で美味しさを育てる環境を作ることも、子供たちに残していきたいと思っています。梅干し作りを母から私が引き継いだように、いつか子にそして孫に伝わっていく事を願っています。その為に今年もまもなく届くであろう梅が待ち遠しいです。お家時間を梅時間にしませんか。
今日もご覧いただきありがとうございます。
梅シロップの記事はこちらです👇
happygoluckychang.hatenablog.com
梅酢は買う事も出来るんですね。
- 価格: 1728 円
- 楽天で詳細を見る