pay back より pay forward を心掛けたい
昨日はうれしいニュースが飛び込んできました。
大阪なおみ 全米オープンテニス 4強入り
初制覇した2018年以来、2度目の準決勝進出です。
お陰様で楽しみが増えました。
個人的には今の彼女はテニスはもちろんの事それ以外の動向からも目が離せません。
コートに登場する大阪選手は常に黒マスクをつけ、人種差別への抗議を顕わにしています。
決勝まで7試合、全7枚を用意しているそうです。
他にも前回のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは、黒人銃撃事件への抗議の為、準決勝への出場辞退を表明するなどもありました。結果この時は試合を延期し臨むことにはなりましたが。
上記以外で最も私が注目したのは大阪選手が履いていたシューズです。
そこには 『Home is where the heart is』 というメッセージが書かれていました。
直訳すると『家庭とは愛情があるところ』ですね。
昔懐かし英語の文法的には『Home is (the place) where the heart is.』なのですね。
英文法の話ではなく、私の中に響いたのは『home (家庭) = heart (愛情)』
なのです。
大阪選手が用意した黒マスク7枚には黒人被害者の名前が書かれているという。
それぞれには帰るべき場所、彼らの『Home=家庭』があったという事です。
愛情が存在したという事です。
「心のよりどころが我が家」だという事です。
被害者遺族の代弁者としてこういった形で表現することによって、遺族の『heart=心』が癒される、少しだけ悲しみを家族だけで背負わなくていいんだと思える。
ものすごいメッセージだと私は感じましした。
彼女が言った「…、before I am a athlete, I am a black woman. (私はアスリートである前に黒人女性です。)」、という言葉。
大阪なおみという一人のアスリートで黒人女性を益々好きになりました。
前置きが長くなりました。
皆さん、こんにちは。
お変わりございませんか。
今回は素敵な言葉のご紹介です。
恩送り = pay forward
ご存じの方も多いかと思いますが、文字通り恩を送るという事です。
ある人からいただいた親切を別の方に新しい親切で送りつないでいくという事です。
親切を送りつないでいくって本当に素敵すよね。
つ・な・ぐ いい響きです。
恩返しと言う言葉もありますね。親切をその方から返してもらう。ある種見返りを求めたあさましい親切に思えます。しかし恩を受けた方が「恩返しに・・・」と使う場合はいいと思います。
昨今買い占め等のニュースを目に耳にする度に、この恩送りと言う言葉が浮かんでは消えていくような気がしてなりません。
日本では昔から「情けは人の為にならず」と言うように、巡り巡ってその恩は自分へと帰ってくるのです。
恩返し(pay back) より 恩送り(pay forward) を心掛けたいと思う今日この頃です。
今日も御覧いただきありがとうございました。
このご縁に感謝!!!