焼けました、ベーグル
こんにちは。
まだ夏ですか。
本当に日中の日差しは真夏そのもの、外出の際は日焼け止めをお忘れなく!!!
一方、夕方には虫の鳴き声が秋の気配を感じさせてくれます。
朝も心地よい風が吹いています。
もう秋はすぐそこまで訪れているのでしょうか。
今日はベーグルのお話です。
すっかりパンの中のベーグルではなく、専門店が数多くあるほどベーグルは確たる地位を日本でも確立しています。
全てのベーグルは茹でてから焼くという工程を経て作られると思われがちですが、これはモントリオール製法で、ベーグルの発祥と思われているニューヨーク製法は本来茹でる工程はなく焼くだけです。
実はベーグルの発祥はポーランド南部にあるクラクフという地域で、19世紀にニューヨークに持ち込まれたと言われています。
今では
ベーグル = ニューヨーク = 茹でて焼く と言った感じでしょうか。
ベーグルの原型である「オブヴァジャネック」はポーランドに移り住んだユダヤ人が作ったと言われています。こちらは欧州連合の法律で保護されている為「オブヴァジャネック」を名乗るためには、ポーランドの特定の地域で作られている事、そしてて手作りであることが決められています。
食を守るための法律、それぞれの歴史とともに大切にしてきた食べ物を、時代が変わっても何世代にも渡って伝わっていって欲しいです。
ベーグルはヘルシーな食べ物として人気が広まった感がありますが、それは材料に油脂が含まれていないからでしょうか。
確かにその点では正解と言えるのかもしれませんが、ベーグルはそのまま食べるというより、むしろ何かしらを挟んで食べることが多いと思います。カロリーベースに考えるとベーグル1個が ごはん1杯分に匹敵する、と言うことは具を挟んでサンドにすると、さほどヘルシーな食べ物ではなくなるのではないかと思われます。しかし、茹でることによって表面がしっかりした噛み応えになる為、満腹感が得られ、菓子パンを食べたときみたいにもう1個と手が伸びないことを考えると、ヘルシーな食べ物なのかもしれません。
でもこの噛み応えのあるベーグルはなかなか受け入れられないという声もちらほら。
そこでヘルシーの定義に反する油脂を入れたベーグルを焼きました。
油脂が入っていない、フロアタイムがない生地だとどうしても目が詰まってしまい、噛み応えがあり、口の中がもさもさして食べずらいとの指摘があり、油脂入りベーグルを作るようになりました。
結果は ”食べやす~い” と好評です。
だが、今回は・・・
A「黒いベーグル?何で作った?」
B「竹炭入れた」
A「は?食べられるの?」
B「もちろん食用竹炭、竹炭使ったの初めてじゃないけど・・・」
といった会話が繰り広げられました。
色はこのように黒く、見た目にはよくありませんが竹炭は無味無臭。
フィリングを入れても何の邪魔をすることなく、実は女性には良い事が・・・
①豊富なミネラルを含む
②腸内環境や便秘改善などのデドックス効果
炭の吸着効果は腸にたまった老廃物を吸収しそのまま体外へ排出
②の効果は食べるとてきめんです。
お手洗いに行くと「えっ?」と驚きます。
黒い物体が出てきますから。
でもお陰でお腹はすっきりしますので、パンに混ぜたりして使ってみてください。
こちらのベーグルは 粉に対して竹炭パウダー2%に同量の水で溶いて、捏ねあがった生地に混ぜて作りました。なかなか混ざりませんので台の上で捏ね捏ね頑張ってみてください。
アレンジはクリームチーズと季節外れのイチゴ(春に作ったジャムです)
娘ちゃんはプレーンタイプで
「葉物がないな~」と野菜室を覗いていましたが、チーズと目玉焼きをサンド。
かぼちゃのサラダを添えていました。
若いっていいな~と思えるかわいいアレンジでした。
あ~、私もこのセンスが欲しい
では、明日も頑張っていきましょう!